抗真菌の新薬の効果と民間療法は完治はするのか?

水虫が治るという民間療法は昔から世界中にたくさんあります。例えば酢が良いというのは以前から言われれています。酢には殺菌効果はありますが、調べたところ水虫菌(白癬菌)をやっつけるほどの力はありませんでした。もともと殺菌には使われることと、足につけた時に刺激を感じていったんかゆみを感じなくなるのが、水虫を完治させると考えられてきた理由でしょう。一方で、酢と同じ字を用いる木酢液には、長時間の実験で白癬菌を退治する効果はありました。しかしそれは、長時間足を液につけっぱなしにしてのものでした。抗真菌薬のような効果を出すわけではありません。「熱湯につける」「ろうそくを垂らす」というのもあります。高温だと白癬菌がやられるからですが、これでは自分の方がやけどをしてしまいますし、それも表面の皮膚だけです。白癬菌は角質の奥深く隠れていますので、そこまではとてもやっつけられません。以上のほかでも、民間療法の中に白癬菌を消滅させられるものは見当たりません。このように見ていくと、いわゆる民間療法では水虫を治せないのがわかりますが、一方、抗真菌薬の方では新薬も登場しています。以前にはなかった「1日1回塗ればよい」という抗真菌薬の時代になっていますが、最近は、病院の皮膚科でこれまで重用されてきた薬がさらに強力になった「ルリコン(クリーム)」という新薬が現われました。抗真菌力がアップしたものです。これら最近の新薬は現在まだ薬局で売られるようにはなっていないので、皮膚科を訪れて治療してもらうことになります。しかしたとえこれらの薬を用いても、水虫はしつこくてなかなか完治しないため、長期間にわたって塗り続けなくてはいけません。民間療法の中には、白癬菌を全部なくすことはできなくても、水虫に有効と考えられるものもありますから、足を清潔にして環境を良くするという目的には、それらを併用してみるのもいいです。